今、日本は本格的な少子高齢化社会を迎えようとしています。それに伴
い、輸血用血液を多く必要とする高齢者の方々が増加し、その反面で将来
の献血者の基盤を担うべき若い方々が減少して、今後は輸血用血液の不
足が予想されています。
また、輸血は副作用との闘いであり、高度に技術が進歩した現在でも、
100%安全な医療行為とは言いきれないのです。こうした厳しい状況の中、
かけがえのない生命を守るために、つまり、輸血が必要な患者さんに、より
安全性の高い血液を安定的にお届けするために献血者のみなさんにぜひと
もわかっていただきたいことがあります。
例えば、血液は一人ひとり微妙に異なり、例え同じ血液型の血液を輸血し
ても、副作用発生の可能性はあるのです。そのため、一人の生命を救うた
めには、できることなら少人数の方から得られた血液を輸血することが望ま
れます。輸血の安全性をより高めるため、「成分献血・400ml献血」が重要
となります。輸血によるウィルス感染などから患者さんを守るために、さら
に、輸血される方々の身体の安全を守るためにも、献血の際に行う問診の
充実を図り、健康な方々からの献血をお願いしています。
こういった主旨を十分ご理解いただき、献血される方、輸血を必要とする
患者さん、輸血を行う医師などによって、貴い生命が支えられるよう、これか
らも皆様のご理解とご協力をお願いいたします。 |